神道では私達が生活している目に見える世界を顕世(うつしよ)といい、死後の目に見えない世界を幽世(かくりよ)といいます。この顕世と幽世は幽顕一如「ゆうけんいちにょ」として現世の諸現象は、幽世の恩頼(みたまのふゆ)によれるものです。その幽世を主宰されているのが大国主大神で人の死後の霊魂を統括しております御嶽大神の一柱(ひとはしら)でございます。ヒトの死後も、霊魂は幽世に帰り入り幽冥大神(かくりよのおおかみ)と称えられる親神、大国主大神の恩頼(みたまのふゆ)を受け子孫の、守護神として追慕をうけて霊魂の安寧を得ております。ヒトは大国主大神の御神徳の生死一つながらの幽顕一如の道を歩むところに、その安心立命(あんしんりつめい)があります。