密着!中津川市市議会選挙

(今回の投稿は選挙と言う性質上、画像ナシでお届けします)

たまたま友人(注1)が中津川市の市議会選挙に出ることになりました。
面白そうだし市内に新しい風が吹いて欲しい!と思いつつも僕は仕事もあるため、できる範囲でお手伝いさせていただくことに。

注1 勝手に思ってるけど向こうもSNSでそんなような事を言っていたからきっと友人

流れとしては、選挙の公示日が4月16日(土)。
翌週の4月23日が投票日。
それまでにも各種事務手続きがあり、事務所開きが前週。
僕は事務所開きの前日に準備のお手伝い。
あと公示日は夜勤明けだけど何かあれば…というくらいのノリでした。
と思ってたら終日いた。

事務所開き準備

各陣営は拠点となる地域の公民館などを使って事務所を開きます。
応援していただける色んな方の色紙(っていうのか?おおきな紙に毛筆で『必勝』と書かれてるあれ)を張ったり、翌日の受付になるようなテントを張ったり。

こうして思うと、地域との繋がりって当たり前だけど大事なんです。
市議会議員=市の代表でもあり、立候補地域の票にも繋がる。
結果論ですが今回は21議席中立候補は21人で無投票の選挙(全員当選)でした。
ぶっちゃけ場合によってはぽっと出の応募だけして何もしない人でも受かる事もある。
とはいえ、それはあくまで「その選挙のみ」を見た場合。
「更に次」を思うと刹那的。
というわけで、立候補する方々はこれまでに色んな根回しや事務作業に翻弄されます。

公示日

とてもとても重要な日。
前述の通り今回は無投票だったとはいえ、あくまでそれは結果論。
21/21というのは最後に分かった話で、午前は立候補者19人?20人?定員割れ?!と現場は大混乱。
当日に滑り込みの申し込みが無いとも限らない。

何度も市議会議員やってる方なら地盤は安定してるのでそれはそれでいいやってなります。
が、今回僕が絡んでる方は新人としての立候補。
そのまま当選となれば晴れて市議会議員ですが、地域に知名度が浸透しないままでの当選となります。
場合によっては更に次への動きに繋がりにくくなる可能性もある。

とりあえず、僕のお手伝いとして午前中は立候補の届け出が終わり次第ポスター張りをする予定でした。
しかし届け出が終わらない。
これも後から聞いた話ですが、公平にするため届け出の順番は抽選となります。
が、この「抽選」をさらに公平にするために「抽選にするための抽選」が始まっていたようで、ここでタイムロス。
要するにくじ引きをするためのくじ引き。
ともあれ、終わらないとポスターも張れないのでじっと待っての出発。
候補者の方もこの届出を待っての車での選挙活動が始められます。
(たまに街中で「本人」って幟を持ってるのはその抜け道みたいなもの。名乗るのアウトだけど「本人」としか書いてないので…っていう)

ポスター張り

市内各所にあるポスター用の板に張ってまいります。
これもまた難所。
各陣営で別々の印刷会社さんに印刷を頼んでいます。
裏面はシール仕様になっており、1枚べりっと剥がして粘着面を板に貼り付けて行く感じ。
ポスターは大きく、粘着力も強いので一度失敗するとずっとシワが残るシビアな世界。
候補者によって裏面を剥がす切り込みの位置が違うため、慣れるのも大変。

また、中津川市もまあまあ広いので候補者1人1人が全域貼るのもかなり大変。
なので、候補者同士で党の垣根も超えた上で「ここはお互い分担して貼りあいましょう」という組合も部分部分で結成されています。
僕が応援させていただいた方はその方含め12人の候補者同士でそれがありました。
中津川市は21人の枠のため、半分以上とポスター貼りだけ手を組んだ形になっています。

辻立ち

僕たちがポスターを貼ってる間、候補者の方々は車であちこちを走り回ります。
ポスター貼るのはなんやかんやありましたが午前中には終わったため、昼食後は辻立ち。
よく街中で手を振ったりしてるあれ。
(ちなみに選挙カーが名前を連呼するのってルールとして名前か簡単なスローガンしか言ってはダメとキマッテルんだそうで)

これがまた楽しい。
僕は正直運転中に見かけて手を振られてもスルーしてたんですよ。
運転中ですし。
しかし、実際やってみると本当色んな方が手を振ったり会釈してくれる。
これがまた嬉しいし励みになる。
何時間でもやってられそう。
僕はこの日夜勤明けだったので1度だけ仮眠のため離脱しましたが、時間と体力が許せばずっと付き添えたくらい。

候補者数が枠内のため、無投票にて終了

だがしかし、数字は無慈悲。
中津川市議会議員は21人の枠。
今回はその数ピッタリの21人が候補。
そのため夕方には無投票選挙が確定しました。
まずは皆さまおめでとうございます。

僕が応援させていただいた方は新人なので、「無投票で受かってよかったね」とは言えない事情もあり…。
本来なら選挙期間中に知名度を上げる運動もできました。
それをすっ飛ばしてしまうため、次に繋げたり人と人が繋がったりもできずに終わってしまう。
さらに、候補者の少なさは地域のチカラの衰退の現れでもあるので色んな意味で喜べない話。
というのも今回スタッフ側に回るまで知りませんでした。

終わり

というわけで、選挙の応援終わりです。
今回はあくまで僕目線の話でしたが、もちろん違う立場から応援・支援を立場からされてる方々も大勢見えました。
候補者と枠によってはポッと出での当選もあり?と思いきや、こうしてスタッフ側に回ってみるとそれは甘い考えだと思い知らされました。
どうしても地域との繋がりの上に成り立つため、当たればいいというわけでもなく…。

色んな立場からそれぞれの主張があるわけですが、市民のイチモブとしては地域のために皆さんを応援したいなと思いました。

タイトルとURLをコピーしました